普段からスキンケアには気を使っているのに、化粧ノリにいまひとつ納得できず困ることはありませんか。
原因は顔の産毛かもしれません。
水着を着るときなど、露出してしまう背中やお腹の産毛が気になるという方もいらっしゃるでしょう。
顔やお腹の産毛は自分で剃ることもできますが、背中は自分で見えず手も届きにくいので自分で処理するのは難しいでしょう。
自宅でシェービングできたとしても、肌トラブルが起こったり、産毛が濃くなったりする恐れもあります。
そのため、できれば脱毛サロンやクリニックなどで脱毛したい方も少なくありません。
サロンやクリニックで産毛の脱毛ができるのか、自宅でセルフ脱毛するならどのような方法がよいのか、などを詳しく解説します。
サロン・クリニックで産毛は脱毛できる
産毛などの細かい毛もサロンやクリニックで脱毛することができます。
ただし、すべてのサロンで全身の産毛を脱毛できるとは限りません。
どの部分の産毛まで脱毛のできるかはサロンやクリニックによって差があるようです。
たとえば、CMなどで全国的にも知名度の高いミュゼプラチナムは、顔の産毛脱毛に対応していませんが、背中とお腹の脱毛には対応しています。
背中とお腹の産毛脱毛は全身脱毛コースに含まれており、背中はスタッフが施術前にお手入れをお手伝いします。
キレイモでは全身脱毛に含まれるパーツは産毛の脱毛が可能です。
背中やお腹はもちろん、顔ならおでこや頬、鼻や鼻下、さらに顎やあご下などが対象になります。
その他にも、胸や乳輪周り、ひじなどの産毛も脱毛できるので、気になる産毛をまとめて処理できます。
サロン・クリニックで人気の産毛脱毛
サロンやクリニックでは脱毛できる部位の中でも人気の高いパーツは以下の3か所です。
- 顔
- 背中
- お腹
それぞれの部位をサロンやクリニックで処理するときの流れについて、詳しくご紹介します。
顔
サロンやクリニックで顔の産毛を脱毛処理するときの流れは以下のとおりです。
顔は事前に自分でシェービングをしておく必要がありますので、忘れずに処理しておきましょう。
- 前日までにシェービングをして肌の状態を整えておく
- 顔脱毛の当日、脱毛できるかどうか肌の状態をチェック
- 施術が可能なら脱毛箇所に照射
- 冷却や保湿などのアフターケア
費用や脱毛完了までにかかる回数の相場は、サロンが60,000~90,000円で、8~12回くらいかかるようです。クリニックだと、50,000~100,000円で、5~6回を目安としています。
背中
サロンやクリニックで背中の産毛を脱毛するときの流れは以下のとおりです。
背中は事前にセルフ処理をするのが難しいため、多くのサロンやクリニックでは当日スタッフが処理を手伝います。
- 背中脱毛の当日、脱毛できるかどうか肌の状態をチェック
- 施術が可能ならスタッフがお手伝いし、背中のシェービングをおこなう
- 脱毛箇所に照射
- 冷却や保湿などのアフターケア
費用や回数の相場は、サロンが30,000~80,000円で、6~18回くらいかかるようです。クリニックだと、40,000~180,000円で、2~16回となっています。
背中脱毛の場合、全身脱毛プランに含まれているサロンやクリニックも多いようです。
お腹
サロンやクリニックでお腹の産毛を脱毛するときの流れは以下のとおりです。
お腹も顔と同じく、事前に自分でシェービングをしておく必要があります。
- 前日までにシェービングをして肌の状態を整えておく
- お腹脱毛の当日、脱毛できるかどうか肌の状態をチェック
- 施術が可能なら脱毛箇所に照射
- 冷却や保湿などのアフターケア
費用や回数の相場は、サロンが20,000~80,000円で、4~18回くらいかかるようです。
クリニックだと、40,000~180,000円で、2~16回となっています。
お腹脱毛の場合、全身脱毛プランに含まれているサロンやクリニックも多いようです。
産毛をサロン・クリニックで脱毛するときの注意点
サロンやクリニックの光やレーザー脱毛などで産毛を処理することはできますが、他の部分の毛と違って注意すべき点が2つあります。
効果が出にくい
増毛化・硬毛化のリスクがある
それぞれについて詳しく解説していきます。
効果が出にくい
光やレーザー脱毛は、産毛に対して効果が出にくいことがあります。
これは、光やレーザーは毛根にある黒い色素に反応して脱毛する仕組みによるものです。
脇やスネなどの太いしっかりしたムダ毛が黒い色素がはっきりしているのに比べて、産毛は細い上に黒い色素が薄いためどうしても効果が薄れてしまうのです。
そのため、完璧な脱毛を目指すとお金と時間がかかってしまうのです。
最近はダイオードレーザーといって、従来のレーザーとは違う仕組みで色素の濃さにかかわらず脱毛できる機器が登場しています。
ダイオードレーザーは色素の濃さにかかわらず脱毛できるので、産毛にも高い効果が期待できるのです。
産毛脱毛を検討する際は、これらの最新機器を導入しているサロンやクリニックを探してみるのもよいでしょう。
増毛化・硬毛化するリスクがある
光やレーザーの照射によって産毛が増毛化・硬毛化するリスクもあります。
その理由については、まだはっきりと解明されていませんが、施術を受けた方の約1割に発生するといわれています。
せっかく産毛脱毛しようと思ったのに逆に濃くなってしまっては意味がありませんが、薄くて脱毛の効果が得られにくかった黒い色素が濃くなることで脱毛はしやすくなります。
そのため、多くの場合は照射を継続すると改善されるようです。
増毛化・硬毛化に対して保証のあるサロンやクリニックもあります。
保証があれば無償で再照射をしてもらえるのですが、保証がないと追加料金がかかることもあります。
各店舗によって対応が違うのでカウンセリング時に確認しておきましょう。
産毛をセルフ脱毛する方法
サロンやクリニックでケアする時間のない方などは、産毛をセルフ処理することもできます。
産毛を自分で処理する場合の方法として代表的なのは次の4つです。
- 除毛クリーム
- カミソリや電気シェーバー
- 家庭様脱毛器
- パック
いずれも脱毛アイテムが購入しやすく、自宅で時間の都合が良いときに手軽に産毛を処理することができます。
ただし、それぞれメリットやデメリットもありますので、次で詳しく見てみましょう。
除毛クリーム
除毛クリームにはタンパク質を溶かす成分が含まれています。毛もタンパク質できているため、毛に塗れば溶かして除毛します。
肌に直接塗って一定時間放置したあと洗い流すだけと使い方が簡単な上に、痛みもなく一度に広い範囲を短い時間で処理できます。
溶けた毛先は丸くなるので、次に生えてくるときに肌表面がチクチクすることもありません。
ただし、肌も体毛と同様にタンパク質でできているので肌の表面も溶かしてしまい、肌あれなどのトラブルも発生することがあります。
使う前には必ずパッチテストをおこなって肌に支障が出ないか確認しておきましょう。
使用後は化粧水や乳液でスキンケアも怠らないようにしてください。
また、顔に使うときには、顔専用の除毛クリームを使うようにしましょう。
カミソリや電気シェーバー
カミソリや電気シェーバーは手軽に一度にたくさんの範囲を短時間に処理できます。
気づいたときに手軽に処理しやすい上に、リーズナブルな価格で購入できる点でも人気の高い方法です。
気をつけたいのは、肌の表面の角質が削られて傷つきやすくなるので肌トラブルのリスクが大きいということです。
剃るときは、カミソリを皮膚に押しつけるようにして剃らないように気を付けましょう。また、毛の流れと逆に剃るのではなく毛の流れに沿って剃るようにしてください。
家庭用脱毛器
家庭用脱毛器(光・レーザー)も産毛のセルフ脱毛に使えます。
サロンでできるようなケアを自宅でできるので、人気となっています。
最近は、クリニックで医療用レーザーと同じダイオードレーザーを採用した家庭用脱毛器も販売されています。
出力レベルはクリニックよりは低いものの、従来の家庭用脱毛器に比べると、脱毛効果が高いようです。
カミソリなどに比べると費用が高いのがデメリットですが、それもサロンやクリニックに通うのに比べると安いといえるでしょう。
産毛パック
産毛パックは、塗ってしばらく置いたのち、乾燥してからパリッと剥がすだけで産毛を処理できます。
簡単に産毛をケアできる上に、産毛と一緒に肌表面の汚れや角栓などもとれるので美肌パックとしてもおすすめです。
ヒアルロン酸やプラセンタなどの美肌成分が配合されているものなら、肌ケアも同時におこなわれてます。
ただし、少し太めの産毛だと抜けないようなので、産毛が薄くて細い方に向いているといえます。
また、剥がすときに無理に強く剥がすと痛みや赤みを引き起こす恐れがあります。
手などで一度試してから顔などに使うことをおすすめします。
産毛セルフ脱毛のコツ
産毛の生えている箇所によって脱毛時のポイントは異なります。
ここでは、以下の4つの部位について、産毛をセルフ脱毛する際のコツや注意点について、詳しく解説していきます。
- おでこ
- 口周り
- 背中
- お腹
おでこ
おでこの産毛をセルフ処理する場合のコツや注意点についてご紹介します。
おでこは範囲が広く人目につきやすい部位のため、慎重におこないましょう。
前髪は邪魔にならないようにとめておく
前髪は、邪魔にならないよう、あらかじめピンなどでしっかりとめておきましょう。
シェービングクリームや乳液などを塗っておく
肌に何もつけずに剃ってしまっては、肌荒れが起きやすくなります。
剃る前にシェービングクリームを塗るようにしましょう。
シェービングクリームがなければ、普段使っているボディクリームや乳液でも大丈夫です。
上から下へ毛の流れに沿って
毛の流れに沿って、上から下に剃っていきましょう。
何回も剃ると、それだけ肌トラブルのリスクが大きくなるので、1回で剃るようにしてください。
生え際から1cm下は残す
おでこ産毛を生え際ギリギリまで剃ってしまうと、不自然になってしまいやすいです。
生え際をきれいに整えるのは、それだけ難しいので、どうしてもこだわりたい場合は、シェービングサロンなどを利用するのをおすすめします。
セルフ処理する場合は、生え際の1cm下から眉上までの範囲とすることをおすすめします。
顔そり専用の電動シェーバーもおすすめ
顔そり専用の電動シェーバーもお手頃価格で販売されています。
サインペンのような小さいサイズのものだと、持ちやすくて小回りが効きます。
口周り
口周りの産毛をセルフ処理する場合のコツや注意点について、詳しくご紹介します。口周りを含めて顔は皮膚が薄いため、傷つけないよう気をつけて処理しましょう。
浴室では剃らない
浴室は雑菌が入りやすいので、お風呂に入った際にカミソリで剃るなどするのはおすすめできません。
特にカミソリを浴室に置いておくと、刃がさびやすくなるのでやめてください。
顔そり専用の電動シェーバーもおすすめ
顔そり専用の電動シェーバーもお手頃価格で販売されているので、気になる商品を試してみるのもおすすめです。
シェービングクリームを塗って保護する
剃るときには、シェービングクリームなどを塗って、皮膚をしつかり保護しましょう。
何も塗らないで剃ったら、肌トラブルが起きやすくなります。
毛の流れに沿って剃る
剃るときには外側から内側に向かって、毛の流れに沿って剃るようにしましょう。
逆らって剃ると肌に負担を与えてしまいます。
背中
背中の産毛をセルフ処理する場合のコツや注意点について、詳しくご紹介します。
見えにくい背中は、除毛クリームや電動シェーバーなど肌を傷つけない安全な方法がおすすめです。
カミソリはおすすめできない
一般的に、カミソリでセルフ処理する方は多いのですが、背中に関しては極力避けるようにすることをおすすめします。
背中は自分で直接見られないので、ケガをしたり剃り残しがあったりする可能性が高まります。
背中ニキビなどの肌荒れがあるときは注意
背中の産毛のセルフ脱毛をする際は、背中ニキビなどの肌荒れがないかどうかを確認しましょう。
あったらきちんと治るまで脱毛はあまりおすすめできません。
悪化する恐れがあるからです。普段から背中のケアをして、肌荒れが起きないように気をつけてください。
除毛クリームもおすすめ
除毛クリームなら、広範囲に塗って洗い流すだけでセルフ処理できるので、背中でも使いやすいです。
ただ、やはり背中ニキビなどの肌荒れがあると、悪化してしまうので注意してください。
背中専用の電気シェーバーもある
背中専用の長い柄のついた電気シェーバーも販売されています。これだとケガの恐れは少ないのですが、全くないわけではないので、できれば家族や友人にやってもらうのもおすすめです。
お腹
お腹の産毛をセルフ処理する場合のコツや注意点について、詳しくご紹介します。
毛抜きも使いやすい
お腹は周りにまばらに毛が生えているだけなら、毛抜きでセルフ処理することもできます。ただ、毛抜きを使うと肌を引っぱって傷つけたり、埋没毛が起こったりなどのリスクもあります。
毛抜きでセルフ処理するときは、肌を温めて毛穴が開いた状態で、清潔な毛抜きを使っておこない、処理後はクールダウンや保湿など、しっかりとスキンケアケアをしましょう。
カミソリや電気シェーバーでもよい
お腹は自分で見える部位なので、カミソリや電気シェーバーなどを使ってセルフ処理するのもおすすめです。
お腹の皮膚は柔らかいので、皮膚をピンと張った状態でカミソリをそっと滑らせるとうまく剃れます。
ワックスもおすすめ
太めの毛や産毛が混在することもあるお腹にはワックスもおすすめです。
温めたワックスを脱毛したい箇所に塗って、ワックスと一緒にムダ毛を一気にはがすのです。
ある程度長さのある毛でないとワックスは使えません。
除毛クリームの使い過ぎには注意
除毛クリームはクリームの刺激で肌トラブルを起こしやすいので、皮膚の薄いお腹周りにはおすすめできません。
特に何度も使うのは肌トラブルの原因となります。
まとめ
多くのサロンやクリニックで産毛脱毛に対応しています。
全身脱毛コースに産毛脱毛が含まれているケースもあり、プロのスタッフに任せてすべすべのキレイな肌を手に入れることができます。
サロンやクリニックに出向く時間がない場合は、自宅でセルフ処理をすることも可能です。
その場合には、部位に適した処理方法を選び、肌トラブルなどが起こらないよう慎重に処理するようにしてください。